いろいろなことで悩み、即日退職をお考えの方。
正直、正社員でも即日に辞めることは簡単です。
ですがその際にいくつか注意点があります。
辞めた後に各方面の手続きの際に必要になってくる書類です。
退職時に職場へ発行をお願いする書類
①離職票→ハローワークで失業手当を受給する際の申請に必要
②源泉徴収票→『次の職場での年末調整』または『自分で確定申告をする際に必要』
③雇用保険被保険者証→転職した際の次の職場で提出を求められる
この後詳しくお話していきます。
離職票
退職後、まだ転職先が決まっていなくて失業手当を申請する予定の方は、離職票が必要になります。(正式には「雇用保険被保険者離職票」というそうです)
原則発行する義務があるのですが、言わないと出してくれない、知らんぷりする会社も中にはあります。
わたしも何件か転職をしていますが、個人経営の小さな会社では円満退職をした際でも言わないと出してもらえないこともありました。
「失業手当は受給せず、すぐ次の会社に転職する予定だからいいや」という方以外は念のためでも受け取っておいた方が後々動きやすいかと思います。
源泉徴収票
もし同じ年度内に転職をする方は、次の職場での年末調整の際に前職の源泉徴収票を提出するように求められる場合があります。
転職はまだ考えられず、ゆっくりしようとお考えの方も自分で確定申告をする際に必要な書類が源泉徴収票です。
年末調整や確定申告が受けられないと、払いすぎた所得税の還付が受けられない、または不足分の所得税を滞納してしまうなどの不都合が生じることがあるようです。
年末調整を会社でしてもらうと、大体いつもちょっとした金額が返ってきますよね。それがもらえなくなる可能性がある、というイメージです。
なので源泉徴収票も必ず発行・郵送してもらえるように伝えましょう。
雇用保険被保険者証
雇用保険に加入した人(被保険者)に発行される証明書のことです。
雇用保険の被保険者は各自「被保険者番号」が割り振られ、別の会社に転職して入社する際も番号を引き継ぎます。
新卒で入社した頃は存在そのものを知らなかったのですが、新しく入った会社で被保険者証を出すように言われて初めて重要な書類だったということを知りました。
ちなみに紛失された場合は、最寄りのハローワーク窓口で再交付の申請ができます、とのことです。
わたしも以前、雇用保険被保険者証を退職後に受け取れないことがあったのですが、ハローワークで再発行してもらいました!
まとめ:直接自分で言い出せない時はどうする?
即日退職を考えるくらい精神的に参っている状態では、なかなか言い出しづらいかもしれません。
でも、この書類たちさえゲットできればたとえ即日退職したとしても次の転職時の手続きで困ることはありませんでした!
直接会社に伝えるのが難しい場合は、後からメールやLINEを送ってもいいと思います。
わたしの友人の中には書面で伝えたいことを書いて会社に郵送している人もいました。
→『離職票と雇用保険被保険者証と源泉徴収票は出来上がり次第こちらの住所にご郵送ください』といった感じの書面を作って、無事に郵送してもらえたようです。
以上。現在お悩みの方へ少しでもお役に立てれば幸いです。